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オタクが使う「沸いた」の意味とは?「湧いた」との違いも解説

「沸いた」には、熱狂したり、感情が高ぶるという意味合いもあります。若者たちやオタクたちの間では、何かしらの嬉しいことがあったり、気持ちが高ぶっているときに用いられるようになりました。「憧れの人に会えたので、マジで沸く」などのように使用します。

オタクが使う「沸いた」の意味

「沸いた」や「沸く」は、10代や20代の若者やオタク層がよく使用する言葉です。TwitterやInstagramなどのSNS上で、この言葉を見かけたことがあるという方も多いかもしれません。2016年には、ギャル語流行語大賞に選ばれました。

「沸いた」や「沸く」の本来の意味は、水が熱せられて沸騰することです。「お湯が沸く」や「人気に沸く」などのような表現で用いられることが多いです。

また、「沸いた」には、熱狂したり、感情が高ぶるという意味合いもあります。若者たちやオタクたちの間では、何かしらの嬉しいことがあったり、気持ちが高ぶっているときに用いられるようになりました。

具体例を挙げると、好きなアイドルグループのコンサートチケットが当選したり、レアなグッズを購入できた時などに、オタクたちは「沸いた」や「沸く」という言葉を使って自分の気持ちを表現しているのです。

オタクが使う「沸いた」の使い方

「沸いた」や「沸く」を使い方は簡単です。気持ちが高ぶったときに、その理由と「沸いた」を組み合わせるだけです。

例えば、「大学に合格したから沸いてる」「憧れの人に会えたので、マジで沸く」などのように使用します。長々となりすぎずに、自分の気持ちを簡潔に使用するのがポイントです。

オタクが使う「沸いた」と「湧いた」の違い

「沸いた」と似たような響きの言葉としては、「湧いた」があります。両者の違いが分からないという方もいるかもしれません。「湧いた」の意味は、地下水などが地面から染み出てくる様子を表す言葉です。自然発生的に出てきた感情を表す際にも、「湧く」が使われています。

具体例を挙げると、「スポーツを観戦して力が湧いた」や「ペットに愛着が湧いてきた」などの表現があります。自然発生的な感情や現象に対して「湧いた」が用いられるのです。

オタク界隈では、にわかファンが現れた時などに、「にわかが湧く」などと表現することがあります。うれしい気持ちの時は「沸いた」、自然に何かが発生したときには「湧いた」というように使い分けてみるとよいでしょう。