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「チルする」って薬物を使うことの隠語なの?正しい意味を解説

「くつろぐ」という意味で定着した「チルする」という言葉ですが、海外においては「大麻を使うこと」を「chill」と表現することがあります。薬物を使って得られる感覚は、「chill」によって得られる脱力感やくつろぎと似ているから、といった理由で隠語として定着したと言われています。

「チルする」は薬物を使うことの隠語?

「くつろぐ・リラックスする」という意味で定着した「チルする」という言葉ですが、海外においては「マリファナ・大麻を使うこと」を「chill」と表現することがあります。

薬物を使って得られる感覚は、「chill」によって得られる脱力感やくつろぎと似ているから、といった理由で隠語として定着したと言われています。

大麻など一部の麻薬は、すべての地域で違法なものとして扱われているわけではないので、日本以外の地域であれば「合法なものでチルできるよ」と気軽に誘われてしまう可能性があります。

また、「水たばこ(シーシャ)」を吸うことや、吸いながらリラックスして過ごすことを示しているケースもあります。シーシャは違法行為ではありませんが、タバコをたしなまない人からすると大変困ってしまうかもしれません。

「チルする」という言葉が、具体的に何を示しているのか、確認すると安心です。

「チルする」の意味

そもそも「チルする」という言葉は、「chill out」という英語から生まれた表現です。

英語の「chill」には「冷たさ・冷気」や「寒くなる・冷えて固まる」といった意味があり、「chill(冷やす)+外で(out)」という意味から「chill out(落ち着く、くつろぐ)」というスラングが発生しました。

1990年頃には、スローテンポが特徴の「chill out(チルアウト)」と呼ばれる音楽ジャンルが誕生します。

こうして、元の「chill」にあった「恐怖・よそよそしさ・うすら寒さ」といったような意味がうすれ、「心を落ち着かせる」ことや「のんびりとリラックスする」こと、「のんびりと遊びにいく」あるいは「落ち着いている」ことを「chill out」や「chill」と表現するようになりました。

日本においては2020年頃、SNSなどを通じて「chill」という言葉が広がり、日本特有のカタカナ語として「チル」という表現が使われ始めます。

「チルってる(のんびりしている)」や「チルい(落ち着いていてよい感じ)」、「チル友(チルする仲間)」、「チル旅(のんびり過ごす旅)」といった派生語も生まれ、2021年には「チルい」が新語大賞を受賞するなどの定着ぶりを見せています。