一般的な考え方ではありえないような行動や言動をする人を、「クレイジーな人」と言います。例えば、だれかれ構わず喧嘩腰で食ってかかるような人は、「クレイジーな人」です。また、良い意味で突き抜けている人のことを、クレイジーと表現することも多いです。
「クレイジーな人」の意味
悪い意味の場合
「クレイジー」は直訳すると、「狂っている」や「狂気の」といった意味になります。常軌を逸している様子を指していて、元々はネガティブな意味で使われることの方が多いです。一般的な考え方ではありえないような行動や言動をする人を、「クレイジーな人」と言います。
例えば、だれかれ構わず喧嘩腰で食ってかかるような人は、「クレイジーな人」です。自分の意見を通したい気持ちは理解ができますが、やりすぎると相手は迷惑です。また、やり方が過激すぎると周りからの賛同も得られません。
集団の中に悪い意味での「クレイジーな人」がいると、周りは苦労します。例えば、部活動で練習をする際、熱中症で倒れているチームメイトがいるのに、甘えているからもっと頑張れと練習を強要する人がいたとします。この人は、悪い意味で「クレイジーな人」です。
チームが強くなるために練習は必要ですが、やりすぎは逆効果になることが少なくありません。いくら質の高い練習でも、時間や密度が常識の範囲を外れてしまうと怪我をしたり、体調を崩すリスクが増します。
いい意味の場合
良い意味で突き抜けている人のことを、クレイジーと表現することは多いです。これはもちろん、ポジティブな意味でのクレイジーです。一般的には考えられないような努力を重ねて、高みに達する人がいます。
スポーツの世界で成績や人気が突出している人は、一般人では考えられないような努力をしていることが多いです。1日で何本シュートを打ったとか、何時間走ったとか、信じられない練習量をこなして一流になった人に対し、敬意を込めて「クレイジーな人」と呼んだりします。
がんばり続ける才能がある人のことを、「クレイジーな人」と呼ぶこともあります。努力は、周りから見てもわからないことが多いです。誰が見ても、この人は一生懸命努力を重ねているとわかる人のことをポジティブな意味でクレイジーと表現します。
この「クレイジーな人」という表現には、賞賛や敬意が込められています。サボったり、手を抜きたくなる瞬間は誰にでもあります。そこを我慢してコツコツ努力を重ねられるのは、ポジティブな意味で「クレイジーな人」です。