若者言葉やネット系の俗語は、世間的に流行っても一年、もしくは数年程度でいわゆる死語になりやすいです。一方で「エモい」は世間に浸透してから、実は長い月日が経過していますが、まだまだ健在です。その汎用性や利便性の高さから、今後も急に廃れる可能性は低いかもしれません。
「エモい」は死語ではない
「エモい」という言葉は、10年以上前から使われていた、とも言われています。ただ世間的に使われ始めた時期は、5年から6年程前と考えられています。
若者言葉は急速に世間に広がりやすい反面、あっという間に廃れやすい面もあります。他の若者言葉やネット系の俗語は、世間的に流行っても一年、もしくは数年程度でいわゆる死語になりやすいです。
一方で「エモい」は世間に浸透してから、実は長い月日が経過していますが、まだまだ健在です。流石に大きな注目を浴びた5年、6年前に比べると少々目にする機会は減ってきているのかもしれません。
ただ死語とは本当に忘れ去られてしまった言葉の事で、「エモい」はその汎用性や利便性の高さから、まだまだ世間一般で広く使われており、今後も急に廃れる可能性は低いかもしれません。
「エモい」はテレビでも使われている
「エモい」はあくまでカジュアルな俗語であり、オフィシャルな場では使われ難い表現です。丁寧な言葉遣いが求められるシチュエーションでは、基本的に使われる事はありません。
「大学生の頃はよく耳にした。けれど職場ではあまり使われていないな」と感じても、それはごく普通の事、所属するコミュニティが変われば、やはり日常的に見聞きする言葉も変わります。
一方でSNSやネット動画サイト、テレビのバラエティ番組等では「エモい」という表現は今でも普通に使われており、固くなり過ぎず「感動した」や「感銘を受けた」や「わびさびを感じる」等の感情を表現出来るため、愛用するユーザーは少なくありません。
「エモい」とは
「エモい」とは、英語の「エモーショナル」から派生した言葉です。いわゆる若者言葉であり、主にプライベートなシーンで使われる表現です。
「エモい」には、「なんとも言えない感動を覚えた」や「上手く言葉に出来ない悲しみや気分になった」や「なんとなく良い気分を感じた」や「オシャレでセンスが良いと感じた」等、幅広いニュアンスが含まれています。
多彩な表現を含む若者言葉ですが、「感情を揺れ動かされた時」に使う点が共通しています。元ネタの英語の「エモーショナル」に比べて若干曖昧で喜怒哀楽、色々な感情とシチュエーションで使えるところが特徴的です。