最近よく使われる「推し」は簡単に言うなら、好きな人や物のことになります。しかし、単なる「好き」とは少し違う点があります。それはほかの人にもその良さを知って共有してほしいと思うこと、また応援していきたい気持ちを持つことです。
「推し」の意味がわからない?
「推し」と「好き」の違い
最近よく使われる「推し」は簡単に言うなら、好きな人や物のことになります。しかし、単なる「好き」とは少し違う点があります。それはほかの人にもその良さを知って共有してほしいと思うこと、また応援していきたい気持ちを持つことです。
好きなだけであれば、自分の中で好きであればよいわけで、ほかの人にそれを伝えたいと思わないかもしれません。自分の心の中だけで大切にしていることが多いでしょう。
それが「推し」になると、「推薦」の意味がプラスされて、その対象がどれだけ素晴らしいかを周りに伝えていきたくなる点がプラスされるのです。
良さを友人などに伝えたり、SNSで拡散したりと、好きな気持ちを多くの人と共有して楽しんでいく、その対象を「推し」と捉えるとわかりやすいでしょう。
「推し」の対象
「推し」の対象は様々です。最も多いのが芸能人でしょう。グループの中で誰か一人を「一推し」する、と特定の人を推すケースもありますが、グループ全体を推すこともあります。
グループ全体を指す場合には「箱推し」、その中の一人だけを指す場合には「単推し」、芸能人だけではなく、スポーツ選手などの場合もありますし、場合によっては食べ物や動物のこともあります。映画など趣味のことの場合もあるでしょう。
特定の人のことだけを指すと思われがちですが、思った以上に幅広いものを対象とします。いずれにしても共通しているのはそのものの良さを広めたい思いです。「推薦したいと思うもの」をイメージするとよいでしょう。
「推し」の派生語
「推し」の状況が変われば言葉も変わっていきます。推す対象が変わった時には「推し変」と呼びます。
完全に入れ変わることもあるでしょうが、元の推しはそのままにしつつ、さらに新しい推しをプラスする場合にも使うことがあるものです。完全にやめる場合には「担降り」と呼ぶこともあります。
ほかの人と推しがかぶることを「推し被り」、推しを応援するなど楽しむ活動をすることを「推し活」と呼びます。