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「チャラい」ってどんな言葉?最近の世の中では死語になった?

「チャラい」や「チャラ男」は基本的にはマイナス要素の多い言葉ですが、決して死語ではありません。流行り始めた当初に比べて、見聞きする頻度は落ちたかもしれません。しかし、リアルの世間やSNS、ネット空間でも現役の若者言葉です。

「チャラい」とは

そもそも「チャラい」とは、どんな意味の言葉なのでしょうか。世間的にはポピュラーな若者言葉ですが、正しい日本語ではありません。

「不真面目そう」や「軽薄な感じ」や「考えが浅い」等、こういったニュアンスを広く含む俗語です。厳密な定義はおそらく存在せず、軽薄や不真面目をオブラートに包んだ表現として、世間的に使われています。

一説には「ちゃらちゃら」という言葉が、「チャラい」の語源ではないか、とも言われています。「ちゃらちゃら」の方は、辞書にも登場する言葉です。

意味は「お喋りな様子」や「ペラペラと話すさま」となっており、なんとなく派生したとされる「チャラい」にも通じる部分があります。語源とされる「ちゃらちゃら」の方は、なんと江戸時代から使われていたとも言われており、言葉のリズム感とは裏腹に歴史を感じさせます。

ただ、昔の頃は誉め言葉としても普通に使われていたようで、「爽やかに話す」や「雄弁に語る」といったプラスのイメージがあった模様です。

「チャラい」は死語ではない

現代において、「チャラい」という言葉はどちらかというとネガティブなイメージで使われています。

髪の毛を派手なカラーに染めて、流行の若者ファッションで身を固め、更に装飾品をたくさんコーディネートに取り入れている男性などは、見た目がちゃらちゃらした様子から「チャラ男」と呼ばれてしまいます。

他にも男性の性格を評価する際にも、チャラ男という表現はしばしば使われています。

複数の女性に対して同時にアプローチしたり、深く考えずに行き当たりばったりの恋愛を繰り返す、日々合コンやナンパにスケジュールを費やす男性陣は、世間の女性から「チャラ男」とレッテルを貼られてしまう事があります。

「チャラい」や「チャラ男」は基本的にはマイナス要素の多い言葉ですが、決して死語ではありません。流行り始めた当初に比べて、見聞きする頻度は落ちたかもしれません。しかし、リアルの世間やSNS、ネット空間でも現役の若者言葉です。