言葉

「~しか勝たん」は方言なの?どのような場面で使われるか解説

「~しか勝たん」という表現は、方言ではなく10代~20代を中心に使われている若者言葉です。話し言葉として使われるよりも、SNSなどの会話で使われることが多いフレーズです。自分が一番好きなものなどが最高、もしくはそれに勝てるものはないなどの意味で使われています。

「~しか勝たん」は方言ではない

「~しか勝たん」という表現は、方言というイメージを持っている方もいるでしょう。ですが実際には方言ではなく、10代~20代を中心に使われている若者言葉です。

話し言葉として使われるよりも、SNSなどの会話で使われることが多いフレーズです。自分が一番好きなものなどが最高、もしくはそれに勝てるものはないなどの意味で使われています。

「~しか勝たん」の使い方

「~しか勝たん」は、言葉の前に何らかの好きなものが入る場合が多くなっています。例えばおにぎりが一番好きな方であれば、「おにぎりしか勝たん」というように使います。これでおにぎりが一番好き、おにぎりより好きなものはないというような表現になります。

他にも好きなアイドルの名前やテレビ番組など、ジャンルを問わず自分が好きなものを表現するときに使います。好きなアイドルの名前そのものを入れるのではなく、「推ししか勝たん」というように使って、自分の推しであるアイドルが一番だと表現する場合も見られます。

特定のジャンルでのみ使われる表現でもなければ、方言でもありません。そのため住んでいる地域などを意識することなく、好きな表現だと感じた場合には自由に利用できる言葉です。

「~しか勝たん」の表現が苦手な方もいる

方言ではなく若者言葉として活用される「~しか勝たん」ですが、実際に使うときには注意が必要なポイントもあります。注意点としてあげられるのが、「~しか勝たん」の表現を苦手とする方もいるという点です。

自分が一番好きなものに対して使える表現ですが、「勝」という漢字を使っていることで、何の勝負なのか意味不明で表現が苦手という方もいます。また「勝たん」の表現が、関西弁のような雰囲気なので、標準語の方が使うのは不自然と思われるケースも見られます。

相手が気にしない方なら問題ありませんが、「~しか勝たん」の表現を苦手としている方と会話するときには注意するようにしましょう。また「~しか勝たん」を使う場合でも、他の人が好きなものを否定するように取られないように注意する必要があります。