言葉

若者言葉の「はにゃ」を流行らせた人は誰?元ネタはどこから?

流行語の「はにゃ」を流行らせた人はモノマネタレントでユーチューバーの丸山礼さんが演じる「井上千晶」というキャラクターです。バラエティー番組「新しいカギ」の中で演じるコント「美術部部長・井上千晶」の主人公です。

「はにゃ」を流行らせた人

2021年の下半期トレンドランキングの流行語部門で第1位を獲得した「はにゃ」は、モノマネタレントでユーチューバーの丸山礼さんが考え出した言葉で、2022年現在も若者たちの間で流行を見せています。

ただ、言葉自体を考えたのは丸山礼さんですが、これを流行らせた人は「井上千晶」なのです。では、井上千晶とはいったい何者なのでしょうか?

実は、井上千晶は丸山さんがバラエティー番組「新しいカギ」の中で演じるコント「美術部部長・井上千晶」の主人公で、アニメが好きな「オタク」美術部の部長というキャラクターです。

「はにゃ」の意味は「あれ?」を女性らしく表現した言葉で、その必要以上のオーバーなリアクションは、共演者が引いたときにトボケるために使ったり何か疑問を持ったときに使ったところ、その仕草がかわいいということで注目されるようになりました。

「はにゃ」の元ネタ

ただ、この「はにゃ」は丸山さんのオリジナルではなく、丸山さんの中学時代のクラスメイトが使った言葉だそうです。

丸山さんがそのクラスメイトと電話していた時に、会話を聞き取れなかったクラスメイトが「は?」というところを言い間違えて「はにゃ?」と言ったのが丸山さんの記憶に残っており、自分のコントで使用するようになりました。

しかし、このような話題となる以前にも「はにゃ」は存在していました。それはNHKの子供向け教育番組であった「おーい!はに丸」の主人公である埴輪の王子「はに丸」です。

はに丸は埴輪なので言葉をあまり話すことができず、何か話しかけられても首を傾げながら「はにゃ」としか返すことができなかったため他の出演者が言葉を教えるという番組で、その言葉のやわらかさと首を傾げる動作から子供たちの間で一時期ブームになりました。

また、他にもテレビドラマの主人公や人気漫画のキャラクターなども使っていましたが、ここまで話題になったのは、やはりSNSや動画配信サービスなどの普及が大きく影響しているのではないでしょうか。