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「いかんせん」という言葉の意味は?よく使う人についても紹介

「いかんせん」は、「どうすれば良いか分からない」「良い方法が見つからない」「途方に暮れた」という意味を持つ言葉です。若い人で使うケースは比較的少なく、ミドル世代の大人の男性が用いるケースが多いです。政治家などの演説や公式の場でのあいさつに用いられることも多いです。

「いかんせん」の意味

「いかんせん」という言葉は、「如何にせむ(いかにせむ)」が変化して「いかにせん」となり、「いかんせん」と発音するようになりました。

「如何にせむ」の「如何」は「いかが」とも読み、相手にうかがいを立てる際に用いる敬語表現です。「せむ」は「できない」という否定の意味があります。そのため、「どうすれば良いか分からない」「良い方法が見つからない」「途方に暮れた」という意味を持つ言葉です。

また、「如何」が敬語表現であるために、丁寧な印象を相手に与えます。「いかんせん」は堅くきちんとしたイメージを相手に与えるので、ビジネスシーンにおいて使っても問題ありません。

ただし、「どうしようもない」という切羽詰まった状況、もしくはすでに諦めてしまった気持ちを表現する言葉でもあるので、多用すると相手に対しネガティブなイメージを持たれる可能性があるでしょう。

「いかんせん」をよく使う人

「いかんせん」は古語・古文で用いていた「如何にせむ」が語源となっている古い言葉であり、かつ堅いイメージを持っています。

そのため、若い人で使うケースは比較的少なく、ミドル世代の大人の男性が用いるケースが多いです。中には「いかんせん」という言葉を用いるのが癖となり、会話の端々に多用する人もいます。

「いかんせん」は趣きと重厚感のある言葉なので、政治家などの演説や公式の場でのあいさつに用いられることも多いです。そのほかには、テレビのコメンテーターや討論の場などで使用されるケースも見られます。

また、言葉の発音やニュアンスが標準語とは異なるように感じること、古い言葉が語源になっていること、年配の方が多く用いていることが理由であると推察されますが、聞きなれない若い世代の中には「いかんせん」を方言であると勘違いしているケースもあります。