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「キボンヌ」の意味と使い方、言われた時の返し方について解説

相手が「キボンヌ」を使った時には、明確な返し方があるわけではありません。しかし、相手は自分が欲しい物や必要な情報を求めているのです。そのため、返事をする時には誠実に応対する事が必要です。返す時には、カジュアルな口調にするといいでしょう。

「キボンヌ」の意味

「キボンヌ」というのは、「~が欲しい」や「~を希望する」という意味の言葉です。

誕生したきっかけには、1人のアスリートの存在がありました。2000年のシドニーオリンピック女子100メートル選手の金沢イボンヌさんがその語源と言われています。ジャマイカ人の父親と日本人の母親を持つイボンヌさんの活躍に、ネットは大盛り上がり。

イボンヌという印象的な名前が、やがて「希望する」という言葉と合わさって「キボンヌ」となったのです。そして、若者達が日常的に使うようになり、次第に幅広い世代がこの言葉を使うようになっていきました。

「キボンヌ」の使い方

「キボンヌ」を使う時には、目的になる言葉を前につけるようにします。例えば、「資料をキボンヌ」や「晩御飯はカレーをキボンヌ」と言うことで、「資料をください」や「晩御飯はカレーにしてね」という意味になります。

また、「ケーキ屋キボンヌ」や「コンビニキボンヌ」と言うのは、「側にケーキ屋が欲しい」や「近くにコンビニが欲しい」といった希望を表す意味になります。そして、「意見をキボンヌ」や「返信をキボンヌ」と使う事もあります。

この場合は、「意見をください」や「返信をください」という意味になります。「キボンヌ」という言葉は、自分の希望を相手に伝えたい時に使う言葉です。

「キボンヌ」の返し方

相手が「キボンヌ」を使った時には、明確な返し方があるわけではありません。しかし、相手は自分が欲しい物や必要な情報を求めているのです。そのため、返事をする時には誠実に応対する事が必要です。また、できない時にははっきりとできないと伝える事も大切です。

ただ、中には「コンビニキボンヌ」のように物を求めているわけではないものも存在します。その時には、相手の意見に同調する事が大切です。

「キボンヌ」という言葉は、主に親しい間柄のなかで使われる言葉です。そのため、返す時にはかしこまったような事務的な言い方ではなく、カジュアルな口調にするといいでしょう。