言葉

若者が使う「ぴえん」は誰が考えたの?元ネタはどこからきた?

「ぴえん」を初めに誰が考えたのか、はっきりとしたことはわかっていません。真偽は不明ですが、女性アイドルグループ・虹のコンキスタドールに所属していた片岡未優という女性が、この言葉の名付け親であると自分で語っています。

「ぴえん」は誰が考えた?

「ぴえん」は、泣いている状態を表す擬態語として、SNSなどでもよく使用されている流行語です。この言葉を初めに誰が考えたのか、はっきりとしたことはわかっていません。

2018年の後半ごろから、女子中学生の間で広く使用され始めたということだけはわかっています。次第に男性・女性を問わず多くの人に利用されるようになり、翌2019年にはJC・JK流行語大賞2019のコトバ部門1位に選ばれました。

真偽は不明ですが、女性アイドルグループ・虹のコンキスタドールに所属していた片岡未優という女性が、この言葉の名付け親であると自分で語っています。

インターネットで検索サービスを適用しているYahoo!の調査によると、2018年8月ごろに埼玉県で検索され始めたという調査結果が出ているので、埼玉県に住んでいる誰かが考え出した可能性もあります。

「ぴえん」の元ネタ

「ぴえん」は誰が考えたのかわからない言葉なので、何が元ネタになっているのかも不明です。

元ネタと考えられているのは、漫画などでよく使用されている、登場人物が泣いた時に使用される擬態語です。その中の一つである「びえーん」という擬態語が、「ぴえん」の元ネタとしてよく知られている言葉です。

もう一つの言葉は「ぴいぴい」です。この言葉は、赤ん坊が泣いている様子を表す擬態語として使用されていました。この言葉の中に使われている「ぴ」という字が、「ぴえん」の誕生に影響を与えたのではないかと考えられています。

「びえーん」の「び」が「ぴ」に置き換えられたのは「ぴ」の方がより子供っぽい雰囲気があるからだと、考察している人もいます。もう一つの理由は、「ぴえん」の方があまり深刻に泣いていない感じがするからです。

「びえーん」という言葉を使用するほど、大げさに悲しいわけでない時に使用しやすい言葉として、「ぴえん」が女子中高生に広まったと考えられています。