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オタク用語の「尊い」とはどういう意味?使い方もあわせて解説

オタク用語の「尊い」というのは、自身にとって崇高な存在、または強い愛情を感じるものを意味する言葉です。SNSなどで多く見られる使い方としては、「推しが尊い」です。自分には手が届かないぐらい素晴らしい存在だという事を表現しているのです。

オタク用語「尊い」の意味

「尊い」という言葉は、昔から使われていました。尊重すべきものや貴重なもの、高貴な人を表す言葉でした。滅多には見られない神々しい存在に対して、その崇拝する気持ちを言葉にしたのです。

しかし、2010年代に入るとオタク用語としても使われるようになり、その意味は本来とは少し違ってきたのです。オタクが使う「尊い」というのは、自身にとって崇高な存在、または強い愛情を感じるものを意味する言葉です。

「萌え」と同じ意味だと考えている人もいるようですが、それは違います。「萌え」というのは単に好きやかわいいという意味です。それに対して、「尊い」というのは好きという気持ちを超越した感情。まるで神を崇めるような、崇高な気持ちなのです。

オタク用語「尊い」を使う時

オタク用語の「尊い」は、どういった時に使われるのでしょうか。個人個人によって、その使い方は違います。それは、何に対して心惹かれるのか感動するかは、人それぞれ違うからです。とはいえ、その多くは嬉しさや感動を表現する時に使われています。

SNSなどで多く見られる使い方としては、「推しが尊い」です。推しというのは、自分が応援している特定の人物やキャラクターの事です。その推しが、自分には手が届かないぐらい素晴らしい存在だという事を表現しているのです。

また、ドラマやアニメの印象的な場面を伝える時には「あのシーンが尊い」や「尊すぎて涙が出た」などとも使います。「尊い」は、まさに自分にとってかけがえのないものに対して使う特別な言葉なのです。

オタク用語「尊い」の派生語

「尊い」は、時に派生して使われる事もあります。あまりにも感情が強くなると、「尊みが深い」や「尊過ぎる」という言葉になります。また、あまりにも感動しすぎて昇天してしまいそうな時には、「尊死」ともなります。

「尊い」というのは感情を表す言葉のため、自分の感情が高まるにつれてその使い方も変わってきます。実際に「尊い」を会話やSNSで使おうと考えた時には、自分の感情の大きさによって変える事も大切です。