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「ガチ」という言葉が嫌いな人は多い?【嫌いな理由も解説】

「ガチ」という言葉を特に嫌っている世代・性別は、中高年の男性です。嫌われる理由の一つとしては、中高年の男性が若い時に使っていなかった言葉であるからといわれています。一方、女性の場合は中高年世代でも「ガチ」に対してあまり違和感を抱いていないようです。

「ガチ」という言葉が嫌いな人

「ガチ」という言葉を特に嫌っている世代・性別は、中高年の男性です。嫌われる理由の一つとしては、中高年の男性が若い時に使っていなかった言葉であるからといわれています。

ちなみに、中高年世代では、「ガチ」の代わりに「超」という言葉を使っていました。また、「ガチ」という言葉は語気が強いため、後輩から「ガチ」と表現されると生意気に感じる人が多いためでもあります。

一方、女性の場合は中高年世代でも「ガチ」に対してあまり違和感を抱いていないようです。明確な理由は分かっていませんが、一説では「ガチ」という言葉を多用していたのがタレントのDAIGOであるためといわれています。

DAIGOは中高年世代の女性を中心に人気がある男性タレントです。DAIGOは軽快なトークと柔らかな物腰、甘いマスクが印象に残るため、中高年女性にとっては「ガチ」という言葉に対する嫌悪感が少なくなったのでしょう。

「ガチ」という言葉が嫌いな理由

「ガチという言葉を聞くと何となくイラっとする」、「ガチといわれると喧嘩腰に聞こえる」など、「ガチ」という言葉が嫌いな人は案外多く存在します。「ガチ」という言葉が嫌われる理由の一つに、言葉が与えるニュアンスがあります。

「ガチ」と同様に使われる言葉には、「マジ」があります。しかし、「マジ」という言葉は「ガチ」ほど嫌われることが多くありません。それは、マジの語源が「真剣」「本気」であるためといわれています。

「真剣」や「本気」は言葉自体のイメージが良いため、余り嫌われることがないのです。「ガチ」は相撲で真剣勝負をする時に使われていた言葉が語源といわれています。

ちなみに、相撲のぶつかりげいこで力士同士の頭が当たった時の音を「ガチ」と表現していました。「ガチ」は「ガチンコ」と表現することもあり、後にプロレスなどの格闘技でも用いられるようになります。

一般的に用いられるようになったきっかけは、力道山が使っていたためといわれています。そのため、「ガチ」という言葉からは暴力的なイメージを抱く人が増え、結果として嫌われるようになっていったのです。