「バタンキュー」は昔は漫画やドラマの台詞などでよく使われていましたが、現在はあまり使われなくなっており、死語となってしまっています。しかし、近年発売されたゲームやアニメでこの言葉が使われていることもあり、若者の中にも知っている人はいるかもしれません。
「バタンキュー」は死語
「バタンキュー」とは仕事や勉強などを一生懸命やりすぎて疲れ果て、布団やソファー、クッションなどに倒れ込んでそのまま寝入ってしまうことです。「バタン」で倒れて、「キュー」という音で苦しみを表現しています。
そんな「バタンキュー」ですが、昔は漫画やドラマの台詞などでよく使われていましたが、現在はあまり使われなくなっており、死語となってしまっています。若い世代に「昨日はバタンキューだったよ」と言ってみても意味が通じないかもしれません。
「バタンキュー」はいつから使われている?
「バタンキュー」という言葉自体は戦後間もない頃に生まれました。由来としては関西のギャグが元ネタになっています。関西で人気だった漫才師が考案したギャグが全国に広まりました。
終戦直後の混乱した時期に出回ったアルコール飲料を飲んだ人が、「バタンキュー」と死んでしまったという演出をしたので、そこから「バタンキュー」という言葉が広まりました。
このアルコールは「バクダン」とも呼ばれていて、バクダンを飲むと「キュー」っと命が縮んでしまうことから「バタンキュー」というギャグができました。
「バタンキュー」という言葉自体は死語になりましたが、近年発売されたゲームやアニメでこの言葉が使われていることもあり、若者の中にも知っている人はいるかもしれません。「バタンキュー」は思わず口に出したくなるような、不思議な魅力のある言葉だと言えそうです。