「あざとい」とは、抜け目がなく小賢しい人を形容する言葉であり、あまり好意的なニュアンスでは使用されません。そんな「あざとい」の対義語としては、「こびない」「飾り気がない」「さばさばした」「ありのまま」「迎合しない」「高潔な」などが挙げられます。
「あざとい」の対義語
こびない
「あざとい」とは、抜け目がなく小賢しい人を形容する言葉であり、あまり好意的なニュアンスでは使用されません。そんな「あざとい」の対義語としては、「こびない」が挙げられます。
周りに振り回されず、どのような状況下でも自分の信念をはっきりと貫く人に対して使われる「こびない」は、好意的なニュアンスが強く含まれる表現であり、人柄を褒める時に適しています。
飾り気がない
また、周りに評価されようとして自分を飾ったりする様子のない様子を指す「飾り気がない」も「あざとい」の対義語にあたる言葉です。「こびない」や「飾り気がない」は、比較的古くから親しまれてきた表現であり、幅広い世代の人に意味が通じやすいです。
さばさばした
「あざとい」の対義語としては、「さばさばした」もあります。「さばさばした」は、何かに対して執着せず、さっぱりとした人を評価する際に使われます。
恋愛マニュアルなどで、近年好んで使われるようになった言葉であり、比較的若い世代を中心に使用されます。主に女性を褒める時の言葉として使用されるという点も「さばさばした」の特徴のひとつです。
ありのまま
「ありのまま」や「素のまま」といった表現も、「あざとい」の対義語として使用できます。相手に気に入られようとして、何らかの画策をしたりすることなく、自分本来の姿を見せるというプラスのニュアンスで使われる言葉です。
迎合しない
「あざとい」と対照的な意味を持つ言葉を文章内で使いたい時には、「迎合しない」や「おもねらない」がおすすめです。文語的なニュアンスを感じさせる表現であり、格調高く文章をまとめたい時には適しています。
一方で、日常的な会話文で使用すると、やや古めかしい感じにもなってしまうため、使用する場を適切に選んで使うことが大事です。
高潔な
「高潔な」や「凛とした」も、あざといの対義語として挙げられます。きっぱりとした気高い人を賞賛する際に使われる語であり、人柄を端的に言い表したい時に使用するとよいでしょう。