「あざとい」と「天然」は、似ているようで、異なります。「あざとい」は、「ずうずうしく抜け目がない」様子や、「やり方があくどい」様子を表したい時に使う言葉です。一方、「天然」は「天然ぼけ」からできた言葉で、本人が意図せず、とぼけた言動をする様子を意味しています。
「あざとい」と「天然」の違い
「あざとい」と「天然」は、似ているようで、異なります。まずは、それぞれの言葉の意味を知っておきましょう。
「あざとい」は、「ずうずうしく抜け目がない」様子や、「やり方があくどい」様子を表したい時に使う言葉です。恋愛の場面においては、男性の気を引くために、女性らしさ、可愛らしさをアピールする言動を指しています。
男性に対して用いることもありますが、女性に対して使うケースが多いです。特徴としては、上目使いをする、異性の前ではコロッと態度を変える、ボディタッチが多いなどの行動が挙げられるでしょう。これらは一般的に、男性からウケのよい行動として知られています。
一方、「天然」は「天然ぼけ」からできた言葉で、本人が意図せず、とぼけた言動をする様子を意味しています。ちょっと抜けている様子を指して使うことが多いです。
男性には、か弱い女性を守りたいという本能があります。そのため、少し抜けているような頼りない女性は、男性の気持ちをくすぐり、人気を集めているのです。マイペースな行動が多い、いつでも自然体といった特徴が挙げられるでしょう。
「あざとい」と「天然」はどっちが人気?
あざとい女子は、基本的に男性からのウケが良いです。男性が思わずキュンとする仕草や言動を研究し、実践しているため、当然かもしれません。あざとい行動だと分かっていても、やっぱり可愛いと感じてしまうようです。
しかしながら、やりすぎてわざとらしさが目立ってくると、次第に敬遠される場合もあるため注意が必要です。また、男性の中には、そもそもこのあざとさが苦手という人もいます。
ちなみに、あざとい女子は、同性からは嫌われる傾向があります。裏表がある様子を見抜かれてしまうからでしょう。一方、天然女子は異性だけでなく、同性からも好かれます。あざとい女子とは異なり、裏表がないためです。
つまり、同性から好かれているかどうかが、「あざとい」と「天然」の境界線だと言えます。そして、「より多くの人から好かれる」という観点から考えた場合は、「天然女子」の方に軍配が上がるでしょう。