共感を意味する「わかりみ」は、SNSで目にする頻度は減少傾向にあります。とはいえ、完全に廃れたわけではありません。10代から20代前半と思われる人達のコメントでは定期的に使われていることから、廃れてはないものの限りなく死語に近い位置にいると考えられます。
「わかりみ」は死語?
若者言葉は日常で使いづらいと加速度的に廃れて死語になるのが特徴です。共感を意味する「わかりみ」も、流行し始めた頃に比べてSNSで目にする頻度は減少傾向にあります。
とはいえ、完全に廃れたわけではありません。10代から20代前半と思われる人達のコメントでは定期的に使われていることから、廃れてはないものの限りなく死語に近い位置にいると考えられます。
死語の候補に挙がっている言葉は、新たに似たような意味を持つ流行語が作られたと同時に消えていく定めです。「わかりみ」も今後の動向次第で消える可能性は高いと言えます。
「わかりみ」の使い方
SNSで目にする機会も多い「わかりみ」は、10代、20代を中心に利用されている若者言葉の一つです。「わかりみ」は理解や共感を表す言葉で、古くから日本で使われている、「わかる」という単語に「み」を加えることによって感情の深さを表現しています。
使い方に明確な定義はありませんが、わかると同じように、自分が知った情報についての反応として使うのが一般的です。SNSでの誰かの発信、友人や家族とリアルで相手の発言に対して、「わかりみ」と切り返せば共感できていることをスムーズに伝えることができます。
使い方のアレンジとして、心から共感できた時に「わかりみが深い」という言い方をする人も少なくありません。
「わかりみ」を使う時の注意点
若年層が考える若者言葉は、人によって受け取り方が大きく変わります。「わかりみ」も同様に、言われた時に素直に受けいれられる人もいれば、違和感を覚える人も少なくありません。
特にビジネスでは注意が必要です。若者発信の言葉は、ビジネスで使用すると不真面目と捉えられる傾向があります。仕事とプライベートで区別をつけることは社会人としてのマナーです。相手が自分と同じ日常生活で「わかりみ」を使っていそうな世代でも、避ける方が無難と言えます。
プライベートでも、若い世代が生み出す流行に抵抗を感じる人も多い、中高年との会話では礼節を持って正しい日本語を使わなくてはいけません。