言葉

「わかりみ」という言葉を気持ち悪いと感じる人がいる!?

「わかりみ」といった言葉は相手に効率よくメッセージを伝えるために生まれたわけですが、実際に使う上で注意しなければならないことがあります。それはすべての人に好意的に受け止められているわけではないことです。中には嫌悪感を覚えて、気持ち悪いと感じている人もいます。

「わかりみ」を気持ち悪いと感じる理由

「わかりみ」といった言葉は相手に効率よくメッセージを伝えるために生まれたわけですが、実際に使う上で注意しなければならないことがあります。それは「わかりみ」を含めた短縮言葉が、すべての人に好意的に受け止められているわけではないことです。

中には嫌悪感を覚えて、気持ち悪いと感じている人もいます。

疎外感

「わかりみ」という言葉に対して気持ち悪いと感じる理由として、疎外感を感じる点が挙げられます。若者言葉とは、言葉の意味を感覚でとらえた後に自分たちで使いやすいように改良した言葉といえます。

若者言葉の多くは20代前後の人たちが使っており、世代の違う人に対して使うと意味を正確に理解してくれない可能性があります。当然ながら普段から聞き慣れない言葉のため、意味を推測するしかありません。そのため、会話についていけずに疎外感を感じてしまうのです。

また、若者にだけ通じる言葉を、知っていて当然かのように使われることに対して気持ち悪いと思ってしまう人もいるようです。

礼儀作法

「わかりみ」が言葉の乱れと捉えられることも、気持ち悪いと思われてしまう理由の一つです。「近しき仲にも礼儀あり」という言葉があるように、日本には年齢や性別問わずにすべての人に対して礼儀作法を重んじる風習があります。

そして、会話においても相手に伝わりやすいように丁寧に話すことは重要なことです。しかし若者言葉は、仲間内だけで分かればよいという側面があります。意味が理解できない人も多い若者言葉を使うことは、明らかに礼儀から外れているため、不快に感じてしまうのです。

また、日本語として違和感を覚えるという人も少なくないため、「わかりみ」という言葉を気持ち悪いと思ってしまう人もいます。

「わかりみ」とは

文字数が決められているSNSを効率よく利用するために、文字数が少なくても相手に意図が伝わりやすいようにした若者言葉が20代前後の若い世代で日々誕生しています。そんなSNSで使われる若者言葉の一つが「わかりみ」です。

「わかりみ」とは、物事を理解したという意味の動詞「わかる」の語尾に「み」を付けた言葉であり、相手の話した言葉に対して理解や共感したことを伝えることができます。