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「わかりみが深い」の元ネタとは?意味や使い方についても解説

「わかりみが深い」の元ネタは、日本を代表する文豪・夏目漱石だと言われています。その理由は、夏目漱石の作品の語尾には「~み」という表現が多用されていたためです。特に有名なのが、「道草」の冒頭部分です。「寂し味」という言葉で、「淋しい」と感じている事を伝えています。

「わかりみが深い」の元ネタ

「わかりみが深い」という言葉が使われるようになったのは、2016年頃の事でTwitterから広まっていきました。本来動詞である言葉に、「~み」と付けて名詞化した事が始まりとされています。かわいいと感じた時に使う「バブみ」という言葉も、同時期に誕生しました。

その元ネタは、日本を代表する文豪・夏目漱石だと言われています。その理由は、夏目漱石の作品の語尾には「~み」という表現が多用されていたためです。特に有名なのが、「道草」の冒頭部分です。「寂し味」という言葉で、より深く「淋しい」と感じている事を伝えています。

「わかりみが深い」の意味

「わかりみが深い」のわかりみは、「わかる」という意味です。主に若者が好んで使う言葉で、SNSを中心に広く使われるようになりました。「わかる」と「わかりみ」には、明確な違いはありません。

若者のなかには、「辛い」などの言葉の語尾に「み」を付ける人もいます。漢字で表現する事もあり、その時には「味」という字を使います。

「わかりみ」は、わかってほしいという気持ちを強く伝えたい時に使うのです。「わかりみ」というと、質問の内容などを理解した事を意味すると捉える人もいます。

しかし、それだけではありません。感情などに共感するという意味もあるのです。つまり、「わかりみが深い」とは深く理解したや、とってもわかるという意味になります。

「わかりみが深い」の使い方

わかりみが深いは、使い方を間違えると白けてしまう可能性もあります。使うのは、相手の言葉を理解した時や共感した場合です。例文としては、「○○さんが言っている事、わかりみが深い」や「○○先生の授業は、いつもわかりみ深い」などです。

気軽に使える「わかりみが深い」ですが、使う相手によっては注意が必要です。相手が年上だった場合に、「わかりみが深い」と使った場合は印象を損なう可能性があります。

また、意味を理解していない相手の時には会話が成立しない事もあります。「わかりみが深い」を使用する時には、相手の立場や年齢を考慮するようにしましょう。