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「めっちゃ」は関西弁からきている?語源や使い方も併せて解説

ドラマやバラエティで耳にする「めっちゃ」という言葉。元々は、関西で使われていた言葉です。「とても」や「すごく」を表す単語で、その語源は「滅茶苦茶」からきているとされています。関西出身のタレントがメディアで頻繁に使うようになり、次第に全国的に認知度が高まりました。

「めっちゃ」は関西弁

ドラマやバラエティで耳にする「めっちゃ」という言葉。元々は、関西で使われていた言葉です。「とても」や「すごく」を表す単語で、その語源は「滅茶苦茶」からきているとされています。関西出身のタレントがメディアで頻繁に使うようになり、次第に全国的に認知度が高まりました。

バラエティ番組や歌のタイトルにも「めっちゃ」が使われるようになり、2000年にはシドニーオリンピックで田島寧子さんが言った「めっちゃ悔しい」が流行語大賞トップテンに選出されました。関西発の「めっちゃ」は、いつしか標準語のように人々の生活に浸透していったのです。

「めっちゃ」は若者言葉

状況や気持ちを伝える時に使う「めっちゃ」ですが、シチュエーションによっては使い方に気をつけた方がいい事もあります。

「めっちゃ」は関西弁のなかでも、若者が多く使う単語です。同じ関西でも、年配の人のなかには使わない人もいるのです。日常生活やカジュアルな席では問題はありませんが、結婚式や葬式などのフォーマルな席では控えた方がいいでしょう。

また、友達や恋人同士で使うのは構いませんが上司や年上の人に使うと失礼にあたります。「めっちゃ」を使う時には、相手やシチュエーションをよく考えておく事が大切です。

「めっちゃ」の使い方

関西弁の「めっちゃ」は、それだけで使っても意味がありません。形容詞や動詞の前につける事によって、言葉の意味が伝わるのです。

たとえば、「めっちゃキレイ」だったら、「とってもキレイ」という意味になります。また、「めっちゃ広い」の場合は「すごく広い」事を表します。更に、車や電車が速い事は「めっちゃ速い」とも言います。関西弁の「めっちゃ」は、様々なシチュエーションで使える言葉なのです。

また、他にも使い方があります。「めっちゃ楽しい」や「めっちゃ悲しい」など自分の感情が高ぶっている事を伝える時にも使われます。そして、相手に謝りたい時には「めっちゃごめん」とも言います。「めっちゃ」は、感情の大きさを表す言葉でもあるのです。