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若者言葉の「めっちゃ」の語源とは?「滅茶苦茶」の語源も解説

「めっちゃ」は「めちゃくちゃ(滅茶苦茶)」「むちゃくちゃ(無茶苦茶)」を語源としており、これらを短縮したうえでより砕けた表現として使われています。「めちゃくちゃ」も「むちゃくちゃ」も現在でも使われているため、共存しているような状況と言えます。

「めっちゃ」の語源

「めっちゃかわいい」などに使われる「めっちゃ」は「めちゃくちゃ(滅茶苦茶)」「むちゃくちゃ(無茶苦茶)」を語源としており、これらを短縮したうえでより砕けた表現として使われています。

「めちゃくちゃ」も「むちゃくちゃ」も現在でも使われているため、共存しているような状況と言えます。これらの語源と「めっちゃ」との違いとしては、後者の方がより俗語的な響きがあること、若い世代の間で使用される傾向が強いことなどが挙げられるでしょう。

さらにもうひとつ語源的な知識として付け加えておくべきなのは、もともとこの表現は関西を中心に使用されていたものであるということ。それが21世紀を過ぎる頃から他の地域にも広がっていき、やがて現在のように全国的に使用されるようになりました。

さらに「めちゃくちゃ」「むちゃくちゃ」は「部屋が滅茶苦茶に散らかっている」「滅茶苦茶怒られた」などネガティブな状況について使用される傾向が見られるのに対して「めっちゃ」は冒頭に上げたようにポジティブな意味合いで使用される傾向がある点も特徴として挙げられるでしょう。

とくに大阪では「めっちゃ美味しい」「めっちゃ嬉しい」などさまざまな場面で使用されています。ただしもちろん、「めっちゃ疲れた」などネガティブな状況に対して使われることもあります。

また、「めちゃくちゃ」「むちゃくちゃ」と比較すると「めっちゃ」の方がより穏やかな表現として使用される傾向も見られます。

「滅茶苦茶」の語源

では「めっちゃ」の直接の語源となる「滅茶苦茶」「無茶苦茶」の語源はというと仏教用語の「無作(むさ)」だと考えられています。

この「無作」とは「作為が無い自然なもの」や「不格好なもの」といった意味合いを持っており、それが転じて現在のような「程度が甚だしい」「非常に~である」といった意味として使われるようになったのです。さらに「くちゃ」が加わることで意味がより強調されるようになりました。

「無作(むさ)」が「めちゃ」「むちゃ」になり、それが「むちゃくちゃ」「めちゃくちゃ」になったわけですから、「めっちゃ」は先祖返りをしたような面も持ち合わせていると言えそうです。