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「めっちゃ」のローマ字表記は?【ヘボン式・訓令式・日本式】

「めっちゃ」のローマ字表記は表記方法の種類によって次のようになります。「ヘボン式」であれば「metcha」になり、「訓令式」であれば「mettya」であり、「日本式」であれば「mettya」になります。これら以外にも「meccha」と表記されることがあります。

「めっちゃ」のローマ字表記

「めっちゃ」のローマ字表記は表記方法の種類によって次のようになります。「ヘボン式」であれば「metcha」になり、「訓令式」であれば「mettya」であり、「日本式」であれば「mettya」になります。

しかしながら、「めっちゃ」に関してはこれら以外にも次のように表記されることがあります。それは「meccha」という表記です。これは正しいローマ字表記ではなく、パソコンのローマ字入力で変換されてしまうことから生じた誤解から広まった誤用のようです。

このように表記してしまうと、英語圏のネイティヴの人は「メッカ」と発音してしまい、「めっちゃ」と読むことはできません。国際会議などで日本語をローマ字表記するときには「ヘボン式」で書くのが慣例になっています。

ネイティヴにも通じるように表記したいのであれば、「ヘボン式」の「metcha」が最も適切かもしれません。少なくとも「めっちゃ」を「meccha」と書くのは明らかな間違いなので避けた方が良いでしょう。

ローマ字表記の種類

ローマ字表記には3種類あります。すなわち、「ヘボン式」、「日本式」、「訓令式」の3つです。

「ヘボン式」というのは、アメリカ人宣教師だったヘボンの名前にちなんだもので、「日本式」は日本語音を重視した表記方法であり、「訓令式」は「ヘボン式」と「日本式」を融合させたものです。実は「めっちゃ」のローマ字表記はこれらの種類によって変わってきます。

ローマ字表記の例

ローマ字表記の具体例を挙げると次のようになります。たとえば、「し」は「ヘボン式」であれば「shi」になりますが、「訓令式」では「si」です。あるいは、「つ」の場合だと、「ヘボン式」なら「tsu」ですが、「訓令式」なら「tu」になります。

これが「ヘボン式」と「訓令式」の違いの例です。学校教育で学ぶのは主に「訓令式」ですが、英語の表記に最も近い「ヘボン式」が実際には「訓令式」よりも使われているという現実があります。

これに加えて日本では「日本式」というものもあり、稀ではありますが、この表記が用いられることもあります。「ぢ」を例にとってみると、「ヘボン式」の場合は「ji」であり、「訓令式」の場合は「zi」であり、「日本式」の場合は「di」になります。