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「グレる」はもう死語?意味を知らない若者もいる?【流行語】

「グレる」は、トレンドに敏感なタイプの人には、死語と感じている人もいる一方で、いまも日常的な会話で使っている人がいるのも事実です。「グレる」は、死語になりつつあるという感は否めないものの、完全に死語である、とまでは断言できない言葉です。

「グレる」は死語ではない

トレンドに敏感なタイプの人には、死語と感じている人もいる一方で、いまも「グレる」を日常的な会話で使っている人がいるのも事実です。口語的なニュアンスが強い表現ではあるものの、文章内で使用されているケースもみられます。

若者言葉として持てはやされてはいませんが、主に中高年以上の世代の人には、比較的好んで使われている傾向があります。「グレる」は、死語になりつつあるという感は否めないものの、完全に死語である、とまでは断言できない言葉です。

もともとは、平安時代の貝合わせの際に生まれた言葉と言われている「グレる」は、流行語として故意に作られた造語ではなく、長い歴史や由緒を持つ言葉でもあり、簡単には消えてしまうことはないかもしれません。

「グレる」を知らない若者もいる

素行不良を指す「グレる」という言葉について、耳にする機会が減ったと感じている人もいるのではないでしょうか。

「グレる」は、近年の若者のなかには、言葉自体を知らないという人もいると言われています。また、言葉自体は知っているものの、使うのはダサいと思っている人、既に死語だという感じを抱いている人も、少なからずいます。

爆発的に使われていた時期があった言葉は、使い古された感が生じたり、使用頻度が少なくなってしまったりした時期には、どうしても死語というイメージが強く付きまとってしまいがちです。「グレる」も、そのような流行語らしい変遷をたどっている言葉のひとつであると言えるでしょう。